歯の破折 歯が割れた
【概要】
破折とは、歯が割れたり、折れることを指し、特に臼歯(奥歯)で見られることが多いです。破折は外傷(交通事故や落下など)や、ケンカ、硬いものをかじることが原因で発生します。また、歯周病やよっても歯が弱くなり、破折のリスクが高まることがあります。
【診断】
破折した歯では、食べるときに痛がったり、食欲自体が落ちたりすることがあります。破折部分によっては、神経が露出し、そこから感染が起こることもあり、放置すると細菌感染によって歯の根元が腫れたり、最悪皮膚を突き破るような炎症(外歯瘻)へ進行するリスクがあります。診断は、視診や触診、麻酔をかけての口腔内検査やレントゲン検査によって行われます。
【治療】
破折の治療は、破折の程度によって異なります。ごく軽度な破折である場合、治療をせず様子をみることもありますが、軽度な破折の大部分は、レジンなどによる被覆や根管治療などによって歯を温存することが可能です。中程度以上の破折である場合には、抜歯が必要になるケースも多くあります。
【当院における取り組み】
破折を予防するためには、硬いものをかじらせないことが重要です。具体的には、骨やひづめ、アキレス腱など、中には歯磨きガムを噛んで歯が割れてしまうこともあるので、そういったものをあげないことが重要です。歯磨きガムも、使い方によっては悪い作用が起きてしまうので、あげ方についても獣医師と相談しながらあげるようにしてもらっています。
【通院・入院の予測】
麻酔をかけての処置になる場合、処置をする歯の本数にもよりますが、多くは日帰りで処置ができることが多いです。1~2泊程度入院することが多いです。
【費用の予測】
麻酔をかけて処置が必要なケースでは、おおよそ3~5万円程度かかることが多いです。複数本破折している場合は、本数と入院期間にもよりますが5~10万円程度かかることもあります。なお、この費用は一般的な場合の予測であり、動物の状態により異なる可能性があります。費用に関しては、診療された獣医師と詳しくご相談ください。